こんにちは。 TX研究学園駅前徒歩1分 できる限り歯を削らず痛くない治療を目指す歯科医院 一般歯科・矯正歯科・小児歯科・小児矯正 研究学園歯科です。 今回は口腔外バキュームを紹介します。 意外かもしれませんが感染予防のための器具です。 どれだけ削りカスが診療室内に飛び散るのか研究している方もいます。 口腔内の水や削りカスを吸い取るバキュームではなく 口元近くに設置して粉塵を吸い取る機械です。 ものすごい勢いで空気を吸っており 掃除機みたいなちょっとうるさい音がします。 が、これが無いと 金属や虫歯の切削粉塵を歯科医師、衛生士、患者さん自身でも吸い込んでしまいます。 粉塵は吸いこんで体に良いものではありませんのでなるべく吸わないのが理想です! 当院は完全個室なため隣の患者さんの削りカスがとんでくることはないのですが これをつかってよりきれいな空気を保てるようにしています。 逆に言うと、身長程度の高さのパーテーションで仕切っているだけでは隣のユニットから他人の粉塵が飛んできている可能性があるということです。 なのでそこをきちんとしている先生の歯科医院はパーテーションで仕切っている場合 医療用の空気清浄機や口腔外バキュームを設置しているわけです。 これは患者さんのためであるのはもちろん、患者さんより粉塵が舞う環境に長い時間いる私達歯科医療従事者のためでもあります。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jdh/51/5/51_KJ00003759182/_article/-char/ja/ 原著 歯の切削に伴う飛散粉塵濃度と口腔外バキュームの位置による除塵効果 大橋 たみえ , 石津 恵津子 , 小澤 亨司 , 久米 美佳 , 徳竹 宏保 , 可児 徳子 著者情報 キーワード: 口腔外バキューム , 歯の切削 , 飛散粉塵 , 除塵効果 抄録 歯の切削に件って発生する飛散粉塵には種々の口腔内細菌が付着している可能性があり,歯科医療従事者への細菌曝露の原因となり,歯科診療室汚染につながる。そのため,特に発生源での切削粉塵の除去対策が重要である。本研究では,歯の切削に件う飛散粉塵濃度を測定した結果1〜2μmの粒度のものが最も多く,次