「非抜歯で矯正ができます」という誘惑。抜歯矯正と非抜歯矯正について
こんにちは。 TX研究学園駅前徒歩1分 できる限り歯を削らず痛くない治療を目指す歯科医院 矯正歯科 小児歯科 審美歯科 一般歯科 研究学園歯科です。 当院でも多くの患者さんが矯正をしています。 おそらく歯列矯正をする方で一番気になるポイントは 金額と小臼歯抜歯だとおもいます。 金額はある程度高額になってしまうことに納得される患者さんが多いのですが 小臼歯抜歯に不快感を示す方が一定数いらっしゃいます。 まぁ基本的に健康な歯を抜くわけですから違和感を感じであたりまえなんですが…。 ここが矯正を担当する歯科医師と患者さんで一番感覚のズレを感じるときです。 誤解している方が多いのですが 抜歯・非抜歯どちらが絶対正しいということではなくお口の中の状態によるのです。 顎や歯の大きさを分析し 必要ならば抜歯をする というのが当院の考え方です。 ほとんどの矯正を専門とする歯科医の方はそう思っているのではないでしょうか? 基本的に歯列不正のかたは 歯の並ぶスペースがないために歯並びが悪くなっている方がほとんどです。 顎堤の大きさに対し歯が大きすぎるために並びきらないのです。 本来いるべき場所から追い出されてしまい歯列不正となります。 そこで本来の場所から追い出されてしまった歯を元の位置に戻すためには スペースが必要なのですが それを確保するために幾つか方法があります。 代表的なものとして 1、歯と歯の間をほんのすこしずつ削るディスキング(IPR)という方法。 2、顎の骨を拡大する方法。 3、抜歯してスペースを作る方法。 1の方法はスペースを作れる量が少なくても良い場合には有効だと思います 2の方法は適応症例を間違うと口元だけが大きくなってしまいます。 歯並びはきれいだけどなんだか口元だけ出っ歯、口元だけ妙に大きくて違和感があるという人はこのケースが多いです 無理に拡大しすぎて歯茎が下がってしまっているかたもたまに見かけます 3健康な歯を抜歯するのは抵抗があるかもしれませんが最も多くのスペースを作ることができます。 どれもメリットデメリットはあるのですが… 歯列を分析し1、2の方法できれいに並べられそうな場合は当院でも非抜歯で矯正をおすすめしているのですが、正確に矯正医が分析して抜歯をした方が自然な